バーチャルオフィスに銀行は融資してくれる?
銀行から融資を受けるうえで事務所かバーチャルオフィスかということは、最重要項目ではありません。銀行が審査を行う目的は、貸したお金の利子を滞らずに支払うか、完済できるビジネスかを知るためです。なのでバーチャルオフィスを利用していても、銀行の融資を受けられる可能性は十分にあり得ます。
バーチャルオフィスを利用するメリットは初期費用やランニングコストが、賃貸オフィスと比較すると圧倒的に安く、月額数千円程度で済むことです。レンタル費用を抑えることで、設備資金や他の運転資金により多くの金額を充てることができます。近年、バーチャルオフィスの認知度は上昇傾向にあり、バーチャルオフィスだからといって銀行の融資を断られることはなくなってきました。 しかし、注意してほしいのが銀行の融資の審査には通っても、法人口座開設の申請に通らない可能性があるということです。銀行によっては、バーチャルオフィスというだけで法人口座の開設を断られてしまうケースもあります。開設予定の銀行を事前によく調べてから申請するようにしましょう。
どの銀行でもバーチャルオフィスは審査に通るのか
バーチャルオフィスで銀行融資の審査時に不利益を被ることは減りました。バーチャルオフィスは費用を抑えた分、事務所の賃貸よりも利益率が上がります。銀行融資依頼時、バーチャルオフィス利用で費用を抑えた堅実な経営戦略を伝えます。詳細に記載した事業計画書を銀行融資の際に提出すれば、バーチャルオフィスでも銀行融資を受けられます。
バーチャルオフィスを利用することで初期費用や固定費を抑えることができますが、開業時にかかる費用は他にもあります。必要資金が足りない場合、銀行に融資を頼むのが一般的です。バーチャルオフィス利用だからという理由だけでは、銀行の融資における審査に落ちるという可能性は低いと言えます。何故なら、銀行は融資を決定する際、事業内容や見込み収益などを提出した資料から総合的に判断し、融資が可能かどうかを決定します。 しかし、銀行によってはバーチャルオフィスというだけで、社会的信用が低いと判断するところも実際にあります。バーチャルオフィスの住所で銀行の融資を受けられるかは、銀行との相性にもよるということになります。