バーチャルオフィスは別でワークスペースを用意する必要がある
バーチャルオフィスは、ワークスペースをなくしたレンタルオフィスだと言えます。バーチャルオフィスに届いた郵便物や電話は、指定した方法で転送してもらえる仕組みになっています。また、追加サービスで、商談時に使える会議室やオンライン会議などで使える簡単なワークスペースがあるところもあります。
最近では、バーチャルオフィスとコワーキングスペースが一緒になっている場所も出てきました。バーチャルオフィスの利用者は、オプションでコワーキングスペースのワークスペースを利用できたり、異業種交流会に参加できたりします。コワーキングスペースは、様々な業種の人が一つのワークスペースを共有することで、お互いに刺激し合い、集中して作業できることを目的に作られています。 近年では、プロジェクトごとに人材を集めて、仕事を進めていくようなワークスタイルも出てきており、同じコワーキングスペースを使う人達で新しいプロジェクトが始まることもあります。利用者が、リラックスと集中できるようにカフェスペースのあるコワーキングスペースも出てきています。
2つの異なるサービスを持つバーチャルオフィスとは
バーチャルオフィスは、起業や新拠点設立時の初期費用を抑えられる人気のサービスです。バーチャルオフィスに物理的なワークスペースはなく、ワークスペースが特別に必要ない場合、バーチャルオフィスを使うことで大きなコストダウンが可能です。また、バーチャルオフィスは仮想空間にワークスペースをもつサービスもあり、テレワーク下でメンバーが同じワークスペースを共有できます。
2020年に企業の在宅ワークの導入は急速に拡大しました。しかし、今まで同じワークスペース下で業務をしていたのが、個々のワークスペースでの在宅ワークになり、コミュニケーション不足やメンバーの孤独感、また、管理職が業務状況を把握しづらいなどの課題も出てきています。 そこで、バーチャルオフィスの新しいサービスとしてバーチャルワークスペースという仮想空間にワークスペースを持ち、どこからでも同じワークスペースにログインすることができます。このバーチャルオフィスは、会社で直接会話することを仮想空間で実現できるようなシステムになっています。従来の住所を借りるバーチャルオフィスサービスとは異なるバーチャルオフィスサービスです。