バーチャルオフィス利用の背景とバレることを避けるのは可能なのか
バーチャルオフィスを利用する背景には広いオフィスや業務用の設備を必要としない仕事の方が使いやすいようで、業種としては、Web制作などのクリエイティブ系や、コンサルティングなどに携わる方々がバーチャルオフィスを利用していることが多いです。 また、会社から独立し、起業する人や、個人事業主として仕事を始める人、副業が軌道に乗りビジネスとして本格化させたい人の利用が目立ちます。 これからバーチャルオフィスを利用しようと検討している人の中には、バーチャルオフィスを利用して事業を行っていることがバレることで会社や事業の規模感や信頼性を疑われるのではないだろうかと懸念される方も多く、バーチャルオフィスを利用していることがバレることがあったら…と不安に思う方もいらっしゃいます。隠して事業をしていくことは可能なのでしょうか。
バーチャルオフィスを利用していることがバレることを恐れるあまり、バーチャルオフィスを利用していることを隠して金融機関と取引するのは、金融機関による評価が下がるのはもちろん、融資を受けられない可能性もあるためおすすめできません。 バーチャルオフィスを利用すること自体は全く悪いことではありません。バレることを恐れて「嘘をついた」ということがマイナス評価や信用を失わせてしまったり、印象が悪くなります。金融機関はバーチャルオフィスの存在をしっかりと把握しており、ある企業の利用者の統計からいうと90%以上は問題なく口座が開設できているので、「バレることがあったらどうしよう」と考えるのではなく審査や口座開設時などにはバーチャルオフィスを利用していることをちゃんと伝えましょう。
取引先がバーチャルオフィスへ突然訪問する可能性と、バレる可能性
事前に連絡なく、取引先の方がバーチャルオフィスを訪問されるということもごくまれにあります。そこで事業の事務所がバーチャルオフィスということがバレるケースです。最近はスマホのマップ機能などもあるため、知らない土地でも住所がわかればすぐに検索でき、訪問しやすくなりました。バーチャルオフィスを使用していると知らず、「近くに来たから寄ってみよう」と顧客や取引先の方が突然訪問する可能性もゼロではありません。そのため、出張のついでに寄り、初めてバーチャルオフィスの存在を知ったということもあるようです。また、訪問せずとも住所を検索すればバーチャルオフィスの住所だとバレるということもあります。バレることを避けたことにより、取引先や顧客の方からも信頼を失う可能性も考えられるので、バレることを懸念するよりも先に伝えておきましょう。
バーチャルオフィスを利用していることがバレることを懸念される方も多いですが、お客様や取引先にバーチャルオフィス利用がバレることがあっても、不利になることはありません。近年はバーチャルオフィスも増えてきており珍しいものではないため、怪しいと感じる人はいないでしょう。ただし、突然来訪した場合はバーチャルオフィスは実体がないので、対応できません。バレることを懸念して隠していると、来訪に対して事前に準備もできないので、来訪される可能性がある場合は、バーチャルオフィスだと伝えておきましょう。 また、バーチャルオフィスの住所を利用して資金調達を考えている方も「審査に通らないかもしれない」という点から、バレることを不安に感じるかもしれませんが、結論から言うと、バーチャルオフィスは資金調達の審査は、通りにくい傾向があります。